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W杯会場=持ち込み禁止の品ズラリ=傘や食料、タブレットも

 国際サッカー連盟(FIFA)が、12日から始まるW杯の会場への持ち込み禁止となる品物のリストを公表と4日付G1サイトなどが報じた。
 禁止項目は、花火や楽器、大きなカバン、大きな旗、傘、自宅から持ってきた食べ物、あらゆる種類の液体類など、多岐にわたる。
 ブラジル消費者保護協会(Idec)も座席の下に置けないほど大きな荷物は持ち込まないよう勧めており、持ち込み可能な荷物の上限は、縦、横、高さ各25センチまで。横断幕や旗の類は燃えにくい材質で2メートル×1・5メートルまでで、さおは柔らか目のプラスチックのみ可だ。
 治安を脅かす可能性のあるものなども持ち込み禁止で、具体例としてスプレー缶や大量の粉(小麦粉など)、巻紙、盲導犬以外の動物、日傘、梯子、椅子、煙を発生させる物、ヴヴゼラなどの騒音を出す物、風船やバロンなどの可燃性ボールが挙げられている。だが、喫煙禁止とあるのに、煙草を吸う人がカバンに入れて持ち込むライターはOKなど、混乱が生じるような項目もある。
 個人的な用途以外のカメラや、録音や録画のために使うビデオカメラその他の機材も持ち込み禁止だ。その項目には、音声や映像、記述文書、試合の結果などをインターネットその他の方法で送信したりする機材としてのコンピューター類(デスクトップ、ノートパソコン、タブレット)も書き加えられている。
 ただ、タブレットでやる作業の大半はスマートフォンでも可能なため、Idecはタブレットの持ち込みを禁止する意図を測りかねている。
 なお、サンパウロ市とクリチバの会場の一部と、ベロ・オリゾンテ、フォルタレーザ、レシフェ、ナタルの4会場全体でWi‐Fiが使えないため、スマートフォンによる写真や映像送信は電話会社が会場周辺に設置した2~4G用のアンテナが頼りとなる。これらの会場ではアクセスが集中すると送信に数分かかる可能性があり、可能なら4G契約をとの声も出ている。

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