ワールドカップに関して心配された開催都市の旅行客に対しての印象だが、15日付アゴラ紙の記事によると、同紙のアンケートに答えた外国人観光客から見たサンパウロ市のホスピタリティはなかなか好評だという。クロアチア、メキシコ、コロンビア、スイス、フランス、オーストラリアなどからの観光客は「食事がおいしい」「気候が快適」「繁華街のナイトクラブが華やか」「博物館が素敵だ」などの意見があがったという。だが、その一方で「交通渋滞がひどい」「タクシー運転手が信用できない」「外国人用の標識が少ない」「ネットでの情報が少ない」との不満の声もあがっている。
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1940~50年代にかけて「ラジオの女王」の愛称で知られた歌手、女優のマルレーネが13日、入院先のリオの病院で死去した。89歳説と91歳説がある。コパカバーナの自宅で転倒し、腰の状態を悪くしていた。マルレーネは当時、同じく人気女性歌手だったエミリーニャと競うようにブラジルのラジオから「アピート・ノ・サンバ」(56年)などのヒット曲を量産し、国民から愛された。また妖艶な容姿を活かして映画にも数多く出演している。
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きょうサッカーブラジル代表は16時からセアラー州フォルタレーザで予選グループの第2戦、対メキシコ戦に臨む。メキシコとは昨年のコンフェデ杯でも対戦し、そのときはブラジルが2―0で勝ったが、その前年のリオ五輪の決勝では1―2で敗れている相手でもある。この試合に勝って一気に決勝トーナメント(16強)入り一番乗りを決めたいところだ。