サッカー・ワールドカップ、ブラジル大会は28日からの決勝トーナメントを控え、27日は試合がなかった。そのタイミングでFIFAはグループ予選までのベスト11を発表した。それは以下の通りとなった。
<キーパー>エニェアマ(ナイジェリア)<ディフェンダー>ダヴィド・ルイス(ブラジル)、ファン・ブイテン(ベルギー)、チアゴ・シウヴァ(ブラジル)、サコー(フランス)<ミッドフィールダー>ハメス・ロドリゲス(コロンビア)、ペリシッチ(クロアチア)、シャチリ(スイス)、ラーム(ドイツ)、<フォワード>ベンゼマ(フランス)、ロッベン(オランダ)。
ブラジルからは堅守のセンターバックが2人選出されたほか、フランスからも2人が選出される結果となった。今回は北・中・南米勢力がベスト16に8チーム残る圧倒的な強さを見せているが、ここでは欧州勢が7人選ばれている。
一方、ブラジルのアゴラ紙は27日付で、同紙のサッカー評論家による投票で現時点でのベスト11を選んだ。そちらは以下の通りだ。
<キーパー>オチョア(メキシコ)、<ディフェンダー>ブリンド(オランダ)、ダヴィド・ルイス(ブラジル)、ゴディン(ウルグアイ)、スニガ(コロンビア)<ミッドフィールダー>ハメス・ロドリゲス(コロンビア)、ルイス・グスターヴォ(ブラジル)、ロッベン(オランダ)、<フォワード>ネイマール(ブラジル)、ベンゼマ(フランス)、メッシ(ブラジル)。
こちらは南米の国らしく、中南米の選手を8人選出した。また、FIFAが選んだものよりも、ネイマールやメッシといった国際的なスター選手の名前がある分、華やかに見える。
また、アゴラ紙は最優秀新人選手にキャンベル、最優秀監督にルイス・ピントと、今大会で強豪を次々と破り台風の目となっているコスタリカ勢を選んでいる。
この両リストで共通して選ばれているのはダヴィド・ルイス、ハメス・ロドリゲス、ロッベン、ベンゼマの4人だった。
なお、今大会はスペイン、イングランド、イタリア、ポルトガルといった強豪国がすでに姿を消しており、クリスチアーノ・ロナウド(ポルトガル)、イニエスタ(スペイン)、ピルロ(イタリア)などの世界有数の名選手がわずか3試合で去って行ったことも印象的だ。(27日付G1サイト、27日付アゴーラ紙より)