サンパウロ州道の通行料が、7月1日から平均5・29%値上がりすると6月28日付エスタード紙などが報じた。
通行料の値上げ幅は契約期間や料金所間の距離などによって異なり、端数は原則、切り下げられる。最大の調整はラパーゾ・タヴァーレスのピラチニンガとランシャリアの8・57%(3・50レが3・80レ)、最低はイミグランテスのジアデマとエルドラードの据置きで、平均は5・26%に抑えられた。
最も値上りする道路はアイルトン・セナ/カルヴァーリョ・ピントの6・97%で、値上り最小はSPマールが担当する環状線(ロドアネル)の3・51%だ。
前回の調整以降のIPCA(拡大消費者物価指数)上昇率は6・37%だが、サンパウロ市~ソロカバ間往復の場合の通行料は27・20レが29レとなり、6・57%値上りする。一方、アニャングエラは全体を走っても5・32%の値上りで済む。
なお、今回の通行料の調整にはIPCAを使用しており、従来使われていた総合市場物価指数(IGP―M)より実情に即したものとなった。