サッカーW杯に臨んだ日本代表は、虚しくもC組最下位で敗退となった。戦術の不明さ、監督の采配、体調不良、精神面の弱さなどが敗因に挙げられている。
ネット上で話題となっているのは運動量。グループリーグ3試合で、なんとC組最多のチーム走行距離(105・8キロ)だったという。体力も十分。技術的にも歴代最高というメンバーながらの敗退はもっと他に理由がありそうだ。
しかし敗因が不明確な状況下で、すでに後任監督人事も固まっている模様。仕事の速さは見事だが、原因究明にもっと時間をかけるべき。新体制は9月からの始動となり時間もある。
交代3枠を使い切らず、長身選手を前線に置く「パワープレー」も急遽試すなど、今大会の采配は逆に混乱を招いた。監督にも責任があっただけに、後任選びはもっと慎重になってほしい。(祐)