群馬県人会で空手教室を開いている整体師の森山雅和さん(57、沖縄)は、「日本武道の真髄は〃活殺自在〃」と強調する。
聞けば、武道には人を倒す〃殺法〃と、人を活かす方法で狭義には医療技術を指す〃活法〃があり、古今の達人は両法に通じていたという。
森山さんの空手歴は50年を超え、整体術も師匠から口伝されたもので施術数は数えきれないとか。「活法を使えば喘息も治る」という。整体術で背骨を矯正し、気管への負担を減らす〃技〃のようだ。「こうした技は殺し合いの続く戦国時代に磨かれた」という歴史自体が、実に興味深い。
今週末の県連日本祭りでも無料治療会を行っているそうなので、興味のある方は「日本武道の真髄」を、ちょっと試してみては。(石)