8日のW杯準決勝でブラジル代表が惨敗し、世界的なロックスター、ローリング・ストーンズのミック・ジャガーの「厄病神」説が再び話題を呼んでいる。ミックは2010年の南アフリカ大会でブラジルを含む4カ国のチームの応援を行ない、全てが敗戦。以来、「伝説」となっていたが、今大会でも応援を表明したイングランド、イタリア、ポルトガルが全て敗れていた。そして8日、ミックはブラジル人女性との間に生まれた息子のルーカス君を伴ってミネイロン・スタジアムに姿を現し、セレソン惨敗の現場に居合わせた。「1点は自分のせいかもしれないが、7点はね」とミック。決勝で彼が応援するのは?
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9日のW杯準決勝第2戦でアルゼンチン代表は、7日に死去した同国が生んだ伝説の選手、アルフレッド・ディ・ステファノに追悼の意を表し、腕に黒い喪章をつけて試合に臨んだ。結果はオランダにPK戦の末に勝利を決め、24年ぶりの決勝進出を決めた。また、9日未明には同国のジャーナリスト、ホルへ・ルイス・ロペスさんがグアルーリョスで交通事故死。アルゼンチンのエース、メッシは試合後「この勝利を彼に捧げる」と声明を出した。
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8日、サンパウロ州選出のプリーニオ・デ・アルーダ・サンパイオ下議が癌のため死去した。83歳だった。同氏は軍政時代に下議罷免に遭ったが、85年に労働者党(PT)から出馬し、下議に復帰。2005年にはメンサロン事件に失望し、PTを抜け社会主義自由党(PSOL)を結党。10年の大統領選に80歳で出馬し、4位になったことで知られている。