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エイズ患者が11%増加=世界では27%減少するも

 国連合同エイズ計画が16日、05~13年の全世界のエイズ患者発生は減少しているが、ブラジルでは患者が11%増えたと発表したと16日付G1サイトが報じた。
 13年の全世界の新規感染者は210万人で、05年の290万人より27・5%減った。13年の死者は150万人で12年の170万人より11・8%減、05年の240万人と比べると3分の2以下だ。エイズウイルス感染者総数は3500万人で12年の3460万人よりやや増えたが、190万人は感染している事を知らない。
 一方、ブラジルのエイズ患者は73万人、13年の新規患者は4万4千人で共に全世界の約2%。13年の死者は1万6千人で、32万7562人が治療を受けた。ブラジルでの新規患者はラ米全体の47%を占め、メキシコがそれに続く。ブラジル保健省の報告では、13年に感染した患者は3万9千人で感染者は計70万人、治療を受けていたのは30万人となっている。
 エイズ患者が多いアフリカでは13年に150万人が感染。死者は110万人で患者総計は2470万人。ラ米の新規患者は160万人で05~13年で3%減った。アジアではインドとインドネシアでの患者が48%増えた。全世界で治療を受けている人は1290万人で、09年の520万人より増えたが、15年には1500万人にまで高めたいとしている。