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エ・サーレス移住地=記念誌『天園』を刊行=半世紀の足跡を辿る

ニッケイ新聞 2012年1月20日付け

 アマゾナス州エフィジェニオ・サーレス移住地の入植50周年記念事業として計画された、記念誌『天園』(エフィジェニオ・サーレス自治会50年誌刊行委員会、351頁、B5版)が10年5月に刊行された。
 1958年、州政府が食料の供給を目的に計画した移住地。54家族が入植し08年に50周年を迎えた。現在も養鶏を始め、野菜など生鮮食品の主要供給地として知られる。
 同記念誌は20年誌、30年誌に続く第3弾。3部からなり、後半の50頁は概要がポ語で書かれている。
 第1部は植民地の成り立ちや概要、組合、自治会、婦人会、学校教育などコロニアの組織の発足について、第2部は入植者らのエピソード、座談会やインタビュー、俳句や随筆など文芸関係、第3部は年表、入植者名簿や歴代役員表が盛り込まれている。
 問合せは同自治会(電話=92・3635・6957、FAX=3635・6959)まで。