ニッケイ新聞 2012年2月7日付け
南伯やアルゼンチンの干ばつと東欧の寒さで、12月には増産と国際経済減速化によって低下した穀物価格が上昇中だ。
5日付エスタード紙によると、シカゴでの大豆とトウモロコシの相場は30日間で10%上昇、小麦は17%上昇。
国際相場上昇は増収予想の中西伯や北伯、北東伯の農家には朗報だが、南伯農家には厳しい状況が続く。国内の卸売価格もトウモロコシ5・21%、大豆3・57%の値上がりで、総合市場価格(IGP—M)が1月に0・25%上がった原因の半分を占めている。