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ニッケイ新聞 2012年2月7日付け

 ミナス日伯文化協会の会員は約240家族。年に数回、食祭や文化祭など日本文化の催しを小規模で開催してきた。高根会長は「県連主催の日本祭りを真似してやりたかった。念願叶った」と嬉しそうに語り、浜田ゆかり氏は「百周年以降はなかった、州内の日系団体が集まるような大きなイベントをやりたかった。一世の人が喜んでくれ、バザリスタも皆満足してくれて良かった」と、疲労感を滲ませながらも満足げに語っていた。
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 東京農大に今年留学する岡田フェリッペさん(23、三世)は、総会後の新年会で「今まで日本語や日本文化を学ぶ機会がなかった。良い機会と思って」と意気込んだ。実は今年、同大に2人の留学生派遣を予定していたが、1人は〃条件〃を満たさず落選。というのも、ブラジルの大学までの就学期間は11年。一方、同大の条件は日本の義務教育期間の12年間。各国の状況に合わせ柔軟に対応すればと思うのだが…。ちなみにブラジルからは15年間で24人を送り、5人が同会に加入しているとか。