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ニッケイ新聞 2012年2月14日付け

 鳥取県人会は記念植樹事業「鳥取の森」をモジ市に設置することを検討している。サンパウロ州環境局森林院の元総裁、山添源二副会長の企画によるもので、約60樹種を植樹、「伐採せずに森林の恵みを利用することで運営する多目的林業のモデルケースを目指す」とか。昨年県に打診したが、色よい返事はなかった。本橋幹久会長は「百周年を目指し頑張る。次の世代に残す財産だから、県と一緒にやってこそ意味がある」と40年後を見据える。確かに県人会がなくなっても森は残る!?
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 日伯商工会議所の平田藤義事務局長は、「最近会議所サイトの閲覧者が通算5百万を超えている」と嬉しそう。小西輝久総務副委員長も「ここ3年ブラジルへの関心が盛り上がっている感じ」と語る。一方で韓国や中国などアジア諸国からの攻勢も盛ん。「これはうかうかしてられない」との声もあり、発言力のある著名人に当地の現状を知ってもらい、日本に戻ってから「ブラジルの生の姿を伝えてもらいたい」との期待も。
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 ロンドリーナ生まれの演歌歌手、南かなこ(本名=上野智恵美、30、三世)がデビュー10年目を迎え、 寿引退することになった。自身のサイトで「結婚生活を中心にしようと話し合い、歌手『南かなこ』を卒業・引退することに致しました」と明らかにしている。08年には、サンパウロ、サンベルナルド、ロンドリーナ、カンポグランデ4都市で里帰り公演を果たし、ファンクラブまで結成された。プロは引退してもブラジル帰国のさいは、その歌声を聞かせて欲しいもの。