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ニッケイ新聞 2012年2月16日付け

 全日空が世界に先駆けて開発したボーイング787。開発に参加した企業は、下請けを含めると世界で約9百社、「世界各国の航空会社から677機の受注を決めた航空機史上の大ヒット作」と同社も自負するほど。航空業界の流れに反する中型旅客機開発にボーイング社も渋ったようだが、最先端の技術を詰め込んだ最新機は乗り心地も快適とか。
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 ブラジル日本移民の父・水野龍の、それも彼の故郷である高知県で研究を続ける人の話とあって多くの人が詰め掛けると予想した人文研勉強会。取材に行ってみると参加者はわずか10人程。アットホームな雰囲気に和みながらも、広報すればもっと話題を集めるテーマなのに…ともったいなさを感じた。確かに勉強会は少数で行うものかもしれないが、テーマの大きさによって臨機応変に発表の形を変えたほうがいいかも。
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 先月の聖南西文化体育連盟総会で最後に挨拶した人材会社フジアルテ・ド・ブラジルのマネージャー、森山良二さん。昨年からソロカーバ文協の会長、副会長と懇意になり今回の総会に招かれたそう。同社が進める、優秀な日系人を進出企業に紹介する『ポロロッカ・プロジェクト』を説明、「ソロカーバに工場を建設中のトヨタのほか13社に人材を紹介したい」と各文協に呼びかけていた。これを機に、活動活性化の一策として人材を紹介するサービスを文協で行なうなどすれば、若い人も集まるのでは?