ニッケイ新聞 2012年2月18日付け
在聖総領事館に所在調査について問い合わせたさい、鎌倉由明領事は「(親族探しは)基本的に自助努力なんです」と一言。外務省としては、その上でも見つからない場合に所在調査を行なうというスタンスだということだ。規則は規則。しかし、長年消息が途絶えている肉親の住所があるにも関わらず「個人情報だから教えられない」と言われ、目の前が真っ暗になったことだろう。早く何らかの情報が野口さんのもとに入ることを切に願う。家族に関する情報をお持ちの方は群馬県人会(11・3341・8085)まで。
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今年サンパウロ市で開かれた国際形態科学シンポジウムは、元々日本で開催される予定だった。牛木辰男医学博士は「高齢を迎えたブラジルの会頭が、『死ぬまでにどうしてもやりたい』というので譲った」とか。と言うのも、同シンポは形態科学界においてステータスのシンボルで、未開催国がまだまだ後に控えているのだとか。