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カーニバル中の事故減少=国道での死者は176人

ニッケイ新聞 2012年2月24日付け

 カーニバルの休暇中の国道での事故や死者数の統計結果が23日に発表され、死者数は前年比18・1%減の176人にとどまったと23日付G1サイトが報じた。
 今年の国道での事故は3346件で、昨年の4312件と比べ、22・4%減少。負傷者は2690人が2001人に25・6%減少した。
 事故が22・4%減ったのに死者は18・1%減で、死者の出る事故の割合が大きかった事になる。警察が検問を行った車両は8万1千台から15万4千台に増えた中、違反数は1049件が1319件、逮捕者も479人が494人で検問数ほど増えてない。
 死者数が最も減ったのはサンタカタリーナ州で36人が7人に。事故減少はミナス州の905件から495件が顕著で、同州の死者数は30人が24人、負傷者も574人が307人に減った。
 事故や死者の減少は検問や運転者の啓蒙活動が原因とされているが、天候が安定した所が多かった事も影響したようだ。
 ただし、アクレ州では川が氾濫し、6万5千人に影響が出るなど、北伯や南伯で、雨や風の被害が報告されている。