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東西南北

ニッケイ新聞 2012年3月2日付け

 アラゴアス州都マセイオーで、2月29日から市警の交通事故局担当警部として働き始めたのは元下議のフランシスコ・テノリオ氏。ここまでなら別に驚かないが、同氏は1996年と2005年の殺人事件で殺害を命じたとして11年2月に逮捕されたが、人身保護令が適用されて16日に出所。囚人である事を示す電気式の足輪付の勤務で、夜8時から朝6時までは自宅にいる事が義務付けられているという。
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 3月1日はリオ市の市制記念日。447年を記念したショーや、本日2日までは4日までのリオ発着の航空券を特別割引など、種々の企画があった。「リオのAniversarioは1月20日では?」と思う人もいるかもしれないが、正式な市の誕生は1565年3月1日で、1月20日は町の守護神、サンセバスチャン顕彰の日。めでたい事だから目くじらを立てる必要もないが。
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 1月にはじまったサンパウロ市中央部クラコランジアでの一斉取締りにより、そこにたむろしていた麻薬常習者たちが、レプブリカやセー広場にまで流れて来ている。1月付アゴラ紙によると、セー広場では現在、裁判所の100メートル前の階段に30人ほどの常用者が集まっているとか。1月は3・6キロだったクラコランジアでのクラック押収が2月は1キロに減ったとか。常習者やセー広場はこの先どうなる…。