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ニッケイ新聞 2012年3月14日付け

 「孤独なツバメたち」監督の津村公博教授によれば、浜松市のブラジル人の数はピーク時の2万人に比べ現在は1万2、3千人ほどに減ったという。「08年頃は夜道を歩いていてもたくさん若者がたむろしていたが、今は閑散としている。ブラジルの店も随分減ったのでは」と中村真夕さん。彼らの中には日本でもブラジルでもない国への渡航を考えている人も多いといい、「第3のアイデンティティを築き、国家の枠を飛び出していくことは間違いない」と津村教授。
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 先月4日付本面で紹介した籾のモザイク画を制作しているロンドリーナ市在住の後藤英子さんと植田安晴さん。本紙の中川芳則通信員を通じ「記事掲載のお礼に」と、金魚をモチーフにした絵を立派な額付きで弊紙まで送って下さった。早速お礼の電話をかけ最近の近況を聞いたが、お2人ともお元気そうだった。展示会は3日の予定だったが1日延長し、多くの人の目に触れたよう。真心がこもった絵に、心温まる思いだった。
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 群馬県大泉町で働く伊波スエミさん(三世、36)が3月6日付け沖縄タイムスで、震災時を振り返って震災関連ニュースの難しさや国内外情報のズレによる混乱を語った。人口の16%が外国人である同町は、「災害弱者に正しい情報を」と5カ国語で情報配布した。求められるのは言葉の壁を越えた支援。外国人・子供にも分かる、緊急時の情報伝達方法を模索中だ。