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31日から薬の値段変更=1万2千余は6%値上がり

ニッケイ新聞 2012年3月28日付け

 31日から医薬品1万3782品目の価格調整が行われ、1万2499品目は5・58%値上がりする。
 各薬品の調整率は19日に承認され、1万2499品目は5・85%、1283品目は2・80%値上がりするが、8840品目は0・25%の値下がりとなる。
 調整率はジェネリック薬品の有無などで判断され、競合する品物の多い薬品ほど調整率が高く、競合する薬が少ない場合は安くなる。
 5・58%調整される医薬品は、ジェネリックが売上げの20%以上を占めているもので、代表例としては、胃炎や胃潰瘍の治療薬であるオメプラゾウ、尿路感染や気管支系統の炎症を起こした患者に使う抗生物質のアモクシリーナなどが上げられている。
 また、2・80%調整される医薬品はジェネリックが売上げの15〜20%を占めるとされ、統合失調症などの治療に使われる抗精神病薬のリスペリドーナや局部麻酔に使うリドカイーナなどがこのグループに入る。
 0・25%安くなる医薬品は、発疹を伴うかゆみの乾癬(かんせん)治療薬のステララや注意欠陥障害治療薬のリタリナなど。
 今回の調整には、薬草などを調合するオメオパチコ(オメオパシー)やフィトテラピコ(フィトテラピー)と呼ばれるタイプの薬は含まれていない。

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