ニッケイ新聞 2012年3月30日付け
労働者党(PT)のマルタ・スプリシー上議が28日、サンパウロ市長選候補のフェルナンド・ハダジ氏に「靴の底を減らして歩け」と進言と29日付エスタード紙が報じた。
ジョゼ・セーラ氏が民主社会党(PSDB)候補に決まった後、ハダジ氏の知名度が上がらぬ事を気にする党幹部らがマルタ氏にハダジ氏の選挙キャンペーンの陣頭にと圧力をかけ始めた事への反発だ。どの党と同盟を組むかを考えるべき時期に、知名度を上げる事を要求するのは誤りと党を批判したマルタ氏は、サンパウロ市を歩いて市が抱える問題を知ると共に、市民と触れ合って支持を獲得する事は候補者こそがやるべき事と苦言を呈した。