ニッケイ新聞 2012年4月11日付け
宮城県女川町に住んでいた与儀イウトンさんは、貴重な東日本大震災の被災者としてこれまで何度も当地メディアに取り上げられたそう。一年以上経った今でも細かく色々と覚えていたが、それだけ鮮明な記憶として焼きついているのだろう。特に日本政府の対応については手放しで賞賛、「ブラジルでは、例えば麻薬常習者がたむろしていても放置。だからどんどん拡散して事態が悪化する一方」と批判していた。震災への対応では何かと問題を指摘されている日本政府だが、被災した人からの率直なほめ言葉には、新鮮な説得力があった。
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日本棋院南米本部の村井修副理事長によれば、ブラジルの囲碁人口はおよそ2千人。昔は日本人が大半だったが今は日系・非日系が半数を占め、中でも「最近は若い人が台頭してきた」。特に若者の間ではネットの囲碁対戦ソフト「KGS GO Server」を使った練習法が人気。高品質だが無料とあり、世界中から利用者が集まるとか。
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藤田康二さんによる著書『Bobby,O Cao Zen』に登場する愛犬ボビーはコリー犬。日本でもコリー犬を主人公に、「名犬ラッシー」と言うアニメやドラマが放映され一躍有名になった。一見エレガントな風貌のコリーだが、険しい地形や厳しい地形条件にも耐える強靭な体力の持ち主で、もとは牧羊犬、牧畜犬として活躍していたという説も。