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今度はパライバで銃乱射=少なくとも生徒3人が負傷

ニッケイ新聞 2012年4月12日付け

 11日午後、パライバ州都のジョアン・ペソアに近いサンタリタの州立校に2人組が侵入、生徒らに銃を発射して逃げるという事件が起きた。
 事件が起きたのは1時30分ごろで、副校長のジュニオル・カヴァウカンテ氏によると、午後の授業が始まる直前で、生徒達が教室に入り始めたところに、若い男性2人が入ってきたといい、その内の1人が生徒達に向かって銃を発射したという。
 副校長は、校内は工事中で、外部の人間が入り込むのはいとも簡単だったというが、少なくとも、犯人が銃を発射する間、そばで見ていた仲間は在校生だったと証言している。
 警察によると、この事件では、少なくとも3人が負傷しており、病院に搬送されたという。
 事件の後、校内にいた生徒達は全員帰宅するよう指示が出され、校内にとどまっていた警官も、4時前には現場を引き払った。
 負傷して病院に運ばれたのは15歳の男子生徒1人と女子生徒2人で、警察は15時55分現在、容疑者はまだ見つかっておらず、原因も不明と報告している。
 今回事件が起きたエネアス・カルヴァーリョ校では、2011年5月にも、生徒が校内で銃を発射するという事件が起きている。11年の事件は、食事を出すのが遅いと腹を立てた生徒が、教師や職員を脅すために持っていた銃を発射するというものだった。

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