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手術待ちの写真家死亡=遺族が病院の責任問う

ニッケイ新聞 2012年4月13日付け

 リオ市セントロの市立ソウザ・アギアル病院に入院して手術を待っていた写真家のアンドレアス・パルッシさんの遺族が、死亡は手術の遅れなどが原因と病院の責任を問う意向と12日付G1サイトが報じた。
 パルッシさんは2月17日に強盗に襲われ、同病院に運ばれた。神経科の医師は、48時間以内に手術が必要と家族に通達したが、手術が行われたのは3月20日。
 手術の遅れ以外にも、入院中に起きた肺炎のため、午後3時に呼吸停止が起きたのに、集中治療室に移動できたのは夜の11時で、友人が仲介してくれなかったら、いつまでもそのままになっていた可能性ありという事件もあった。
 病院の医師らが交わしたe—メイルからは、院内で、手術用の金属器具を体内に残したまま傷口を閉じたなどの医療ミスがあった事などが判明。外部からの患者の移送を防ぐために集中治療室に患者を入院させている事への批判もあった。
 パルッシさんの遺族は病院の責任を問うために検察局に提出する書類を準備している。

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