ニッケイ新聞 2012年4月13日付け
貧困家庭の4〜6歳までの児童が通う養護施設「ラール・アンジョ・ガブリエル」で15日午前10時から、聖北地区の同施設(Rua Conselheiro Moreira de Barros, 497、地下鉄サンターナ駅から徒歩15分)で「第4回日本祭り」が開かれる。入場無料。
同施設は今年で創立98年目を迎え、現在70人の児童が通う。日本祭りは運営費や施設への協力者を募ること、日本文化を紹介することを目的に始められた。
当日はやきそば、春巻き、天ぷら、寿司などを販売し、手作り小物のバンカも出る。会場では午前10時から絵手紙のワークショップ、その他太鼓、コスプレショーが行われ、同施設の児童が日本語の歌を披露する。
施設のボランティアとして10年活動し、同祭開催にも携わる富田ゆきさん、絵手紙のワークショップを担当する大塚弥生さんが来社した。
昨年は300人が来場した。富田さんは「毎年新たなボランティアの人が入ってくれている」と話し、大塚さんは「日本食も通常より安い料金で提供しています。ぜひご協力を」と呼びかけた。
収益は児童の食事や職員の給料、制服や勉強道具購入等に充てられる。問い合わせは富田さん(電話11・9621・0056、同2979・2727)まで。HP(www.laranjogabriel.com.br)も。