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米国ビザの取得が簡略化=各地で申請所をオープン

ニッケイ新聞 2012年4月25日付け

 ブラジル内での米国渡航ビザの取得手続きが変更される。20日付エスタード紙が報じた。サンパウロ市には取得のための申請所が2カ所新設され、日曜日も受け付けるほか、取得手数料も引き下げられる。また、面接の日などをウェブサイトで予約できるようになる。
 この措置により、サンパウロ市だけで現状の3400件/日から約50%増の5千件のビザ発行が見込まれる。在サンパウロ米国総領事館によれば、面接までに待たなければならない期間は、現在の35日から20日に減少するという。
 ただし、初めてビザを取得する場合は、2度、赴く必要がある。この場合は別々の日に予約を入れる必要がある。
 新しい申請センターは5月7日からブラジリア、ベロ・オリゾンテ、レシーフェ、リオ、サンパウロに開設される予定で、サンパウロ市にはピニェイロス、サウーデ両区に設置される。
 これらの申請所では指紋と写真などを領事館に行く前に提出でき、ブラジル人の場合は同時に設置されるコールセンターやサイトによって取得に関する情報を得られ、面接日も予約できる。
 また、取得に必要な料金はこれまで面接予約に38レアル、ビザ申請料金に160ドル、ビザ承認済みのパスポート配達料金として約40レアルだったが、4月30日以降に申請した場合は160ドルのみとなる。
 また、ビザの更新についても簡略化される。移民を目的とする人でない場合で、過去4年間の間にビザが切れた人は、面接なしで更新できる。また、16歳以下、66歳以上の申請者も面接の義務は免除された。
 より詳細な情報は在ブラジル米国大使館のサイト(portuguese.brazil.usembassy.gov)にて。

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