ニッケイ新聞 2012年4月28日付け
パラナ州クリチーバ市仏教各宗派は14、15日、市内プラッサ・ド・ジャポンで第8回花まつりを開催し、約1万人が会場に足を運んだ。クリチーバ文協の後援。
釈迦の誕生を祝う同祭では、会場に色とりどりの菊の花が飾られたほか、誕生仏の像を安置した花御堂、白象が用意された。
初日午後には、ボランティアの子供たちによる稚児行列が庭園内の池の周りを練り歩き、続いて灌仏会法要が開かれた。山口登在クリチーバ日本国総領事、石井ジョルジ文協会長、山脇ジョルジ市議らも出席した。
正木メリッサちゃん(7、三世)は、今年初めて稚児行列に参加。一緒に記念撮影を楽しんでいた母明美さん(44、二世)は「着物を着たのも初めて。喜んで参加していたよう」と話した。
会場では食べ物ブースが並んだほか、この日のために特別に設置された舞台で盆踊り、太鼓、YOSAKOIソーランの発表が続き、多くの来場者で賑わいを見せた。(長村裕佳子通信員)