ニッケイ新聞 2012年5月1日付け
日本のゴマの年間輸入量約16万トンのうち約5万トンは食用白ゴマで、大部分を中南米から調達している。以前は中国に依存する部分が多かったが、同国が輸入大国に転じたことで需要が逼迫。また遺伝子組み換え大豆が増え、安心・安全な食用大豆の確保が求められている。今回「プロサバンナ事業」にかかるモザンビーク視察に参加した商社の中には、既に研究会を立ち上げた所もあるとか。
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ブラジルでチェーン展開を図る「すき家」の8号店(Praca da Republica, 380)が24日、サンパウロ市レプブリカ広場の前にオープンした。日本食などはあまりない地域だが、すき家の目指すのはあくまで〃庶民階層〃の開拓。値段だけ高く質の伴わない日本料理店とは全く違うベクトルだ。24時間営業を行なうアウグスタ店(Rua Augusta, 974)のある付近は、深夜までにぎわうことから、若い世代が帰りがけに牛丼を食べるという日本と同様の風景が見られるとか。
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14回目の開催となった『屋台祭り』。今回初めて「子供コーナー」が設置された。パズル型のマットにおもちゃやぬいぐるみが置かれた簡単なものだが、常時若い親子連れに利用されていた。第2子の出産を控える小松ジェニー会長に話を聞くと「小さなお子さんのいる方にも安心して来てもらいたい」との思いからだとか。こうした試みが他のイベントにも広まってもいい。