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大耳小耳

ニッケイ新聞 2012年5月25日付け

 日教寺の大屋根は唐破風、千鳥風、切妻風の三層構造。日本伝統の工法で、釘もほとんど使わない伝統的な工法を用いている。「お寺らしくないお寺」と揶揄されてきた日教寺にとって、寺のシンボルとなる大屋根建設は悲願だったという。コレイア教伯住職は「サンパウロ市の新たな観光名所になり得る。切手になっても良いくらい」とその完成度の高さに自信を見せる。完成間近だという大屋根、牛の丸焼きを食べながら一目見に行ってみては。
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 栄養価が高く〃海のミルク〃と呼ばれる牡蠣。この牡蠣、繁殖期ごとに性転換してしまう不思議な習性がある。繁殖期が近づくと雌雄に分かれ、繁殖期が過ぎると中性にもどる。雌雄の分かれ道は栄養をどれだけ摂取できたかで、しっかり栄養を採れたものが雌に変化するとか。名前に雄を表す「牡」がついているのは、昔雄ばかりと思われていた名残だそうだ。
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 今月28日に東京で在日ブラジル大使館、日経ビジネス企画編集センター主催で「日本ブラジル経済交流会議」が開催される。後援はジェトロ、海外投融資情報財団、在日ブラジル商工会議所、ブラジル日本商工会議所など。ピメンテル開発商工相が基調講演を行うほか、両国の政界、財界を代表する関係者がスピーチするそう。商議所の昼食会で案内したブラジル三井物産の藤井晋介社長は「ブラジルのビジネスや投資に関する情報が得られる機会。ぜひ本社に参加してもらうと良いのでは」と呼びかけていた。