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ラ米一のゴミ捨て場閉鎖=130平米のグラマッショ
ニッケイ新聞 2012年5月29日付け
リオ+20まで3週間を切る6月1日、リオ州ドゥッキ・デ・カシアスにあるラ米最大のゴミ捨て場、グラマッショ閉鎖と28日付フォーリャ紙が報じた。
あらゆる種類のゴミを34年間受け入れてきたグラマッショは、グアナバラ湾沿いの湿地にあるゴミ捨て場。リオ市中心に、西はケイマードス、北はペトロポリス、東はグアピミリンまで9市からのゴミ7千万トンは、何の環境保護策も採られないままで捨てられていた。グラマッショ周辺には不法なゴミ捨て場が最低42あり、21は現在も稼動中だ。
管理者のComlurbは、グラマッショは17メートルの粘土層上にあり、ゴミが腐って出る汚水等によるグアナバラ湾汚染はないというが、メタンガスなども含む汚染の実態は明らかにされないまま閉鎖される。
地域のゴミは今後、1日9千トンを処理できるセロペディカのゴミ処理センターに運ばれる。