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ベレン日系協会=日伯文化祭を盛大に開催=日頃の練習成果を発表

ニッケイ新聞 2012年6月1日付け

 【パラー州ベレン発】 ベレン日系協会(小山拓雄会長)は、日語学校第13回日伯文化祭を5月20日午前10時より汎アマゾニア日伯協会神内講堂で開催した。
 日伯文化祭には、パラー州選出連邦議員ゼナルド・コウチーニョ氏(同文化祭名誉会長)、沼田行雄(ゆきお)在ベレン総領事、大岩玲(れい)首席領事、生田(いくた)勇治日伯協会々長、及川定一(おいかわ・ていいち)援協会長、田辺軍司(ぐんじ)サ・サンタイザベル日伯協会々長、小野重善(しげよし)パラー高拓会々長、沼沢末雄農大学長夫妻が来賓として来場したほか、約1200人の参加者で賑わった。
 日伯文化祭は、開拓先亡者への1分間の黙祷、日伯文化祭名誉会長の挨拶や来賓挨拶の後、15のプログラムに分けて披露された。
 ベレン琴の会の早春賦・茶摘み・故郷の演奏で開幕、花柳龍駒会の日本舞踊、山口ペードロ空手道場の空手の型、日語学校生徒によるコーラス、パラー剣道クラブによる剣道の実演、新世界クラブによるヨサコイソーラン、日伯協会の太鼓クラブ「こどん」による演奏などで盛り上がった。
 武道部門を例にとっても、山口師範の指導による空手の隆盛は勿論だが、特に山科元日伯協会事務局長が指導して始めた剣道が、ブラジル人の指導者を得て受け継がれ、ブラジル人社会に根付いている。
 日本舞踊、琴、日語学校の寸劇などの発表の場を提供しているベレン日系協会の日伯文化祭は、日頃鍛錬を続けている者の発表の場として無くてはならない存在。ベレン日系協会の今後の活躍が期待される。(下小薗昭仁パラー州通信員)