ニッケイ新聞 2012年6月7日付け
栃木県人会(坂本アウグスト会長)による「第22回焼きそば祭り」が同県人会で3日にあり、1千人以上が具沢山の焼きそば目当てに訪れた。
午前11時半の開場を前に、持ち帰り用の焼きそばを購入するため会館を訪れたのは約3百人。同県人会の青年部・婦人部を中心としたスタッフは朝から大忙しだった。
調理担当の中内カズエさん(64、二世)は「大変だけど、たくさんの人に食べて貰えるのは嬉しいしやりがいがある」と大きな鍋を手に汗をぬぐった。
友人と訪れた横山レナトさん(70、二世)は「他でも焼きそばよく食べるが、栃木のものは野菜がたくさん入っていてボリューム満点。これ一つだけでお腹一杯になる」と満足の様子。
焼きそばの以外にも、天ぷら、餃子、甘酒などが販売されたほか、同県人会の三味線グループによる民謡曲の披露も。
他のスタッフとともに会場を走り回っていた坂本会長は「来場者の数が昨年より少し減ったのは残念だが、今年は県連の日本祭りに14団体が焼きそばを出すので、負けないように美味しいものを用意したい」とやる気を見せていた。