ニッケイ新聞 2012年6月7日付け
物事は上手く運ばないものと肝に銘じよう—来伯後、家人との間で口癖になった。
しかし先週北米旅行をした際は、高額の旅費を払ってビジネスクラスを利用したため、それなりの対応を期待していた。
が、往路のトラブルに加え、復路では、経由地で乗り継ぎまで8時間もの余裕があったにも関らず荷物が届かなかった。早くから並んで待っていたコラム子らを呼び出し、他の旅行者が搭乗していく中、念入りに接続便に運ぶ荷物の確認をしたのは何のためだったのか。旅行慣れした家人も「人生初」と呆れ顔だった。
平然として一言の謝罪もないTAMの態度に、元々気弱な自分も怒り露に不平を述べ、後日荷物が届けられることをしつこく確認せざるを得なかった。
全く色んな意味で鍛えられるブラジル滞在だ。(阿)