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ラーモス、クリチバーノス文協が夕食会開く=パ国太鼓の輸送費捻出で

ニッケイ新聞 2012年6月19日付け

 ラーモス日伯文化協会(尾中弘孝会長)とクリチバーノス文化体育協会(長南俊会長)共催の夕食会が2日、ラーモス文協会館で開かれた。多くの非日系人を含む約200人が出席し、約4千レアルの収益を挙げた。
 日本政府による「草の根・人間の安全保障無償資金協力」の援助で購入した、パラグアイ・イグアス移住地の「イグアス太鼓工房」(沢崎琢磨代表)製太鼓セットの輸送費を集めるための催し。
 巻き寿司や天ぷらなどが用意された食事に加え、ラーモス文協の太鼓グループによる演奏や、同文協会員による日本の踊りなどが披露された。
 同地区出身で5月末にイタリアで開催された『第15回世界剣道選手権大会』に出場した尾中栄作、美和両選手による剣道のデモンストレーションもあり、美和選手が個人・団体の両方で敢闘賞を獲得したことがアナウンスされると会場は大きな拍手に包まれた。
 収益から太鼓の輸送費を引いた余剰金は、太鼓グループの活動費などに充てられる。