ニッケイ新聞 2012年6月23日付け
ブラジルの物流の58%を占めるトラック輸送の費用が、法律改定などで20%高くなると22日付フォーリャ紙が報じた。
運転手の走行時間上限は、運送会社の従業員は1日10時間(8時間+残業2時間、4時間毎に30分休憩、昼食休み1〜2時間)で、個人営業は12時間(4時間毎に30分休憩、24時間につき11時間は休憩)に改定された。
一方、18日に始まったイグアスの滝などの税関職員ストも輸送費が高くなる原因の一つ。輸出入する品は全書類を確認しており、荷積みや荷降ろしが遅れれば倉庫代や人件費もかさむ。
これらの要因に輪をかけるのは雨による道路損傷や冠水。寒冷前線による雨でパラナ州では広範囲の洪水も起きている。