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16の公立病院がまひ=連邦大学ストの影響で
ニッケイ新聞 2012年6月30日付け
連邦大学の教員や技師のストが40日を超え、少なくとも16の公立病院で診察や手術延期などが起きていると29日付エスタード紙が報じた。
連邦大学のストは59校中56校に及び、研究所の技師らも含むストの影響で、大学病院や関係機関での診察や手術延期などが拡大している。
大学病院や関係医療機関での影響は地域や大学によって差があるが、検査などが出来ないため、予約済みの診察などをすべてキャンセルした病院や集中治療室だけが機能している病院もあり、ストが7月まで続けば、再予約分の診察や検査、手術は2013年に持ち越しという病院もある。
ペルナンブコ州では、内陸部からレシフェまで来たマリア・ド・C・バチスタさん(83)や396キロかけて来たサムエル・F・ド・ナシメントさん(69)らが診察さえ受けられず、やむなく帰ったという。