ニッケイ新聞 2012年7月11日付け
群馬県人会(内山住勝会長)婦人部の部員10人が先月5日、サンパウロ日伯援護協会が経営する「あけぼのホーム」を慰問に訪れた。
婦人部の活動に長年にわたって貢献し、同ホームに約20年入居する群馬県出身の蓑毛ひろさん(99)を見舞うため、毎年実施されている定例行事。
部員の大矢みどりさんは、「まだまだ元気そうで良かった。本人だけでなくほかの人たちもとても喜んでいた」と感想を話した。
同県人会は、初代会長の石原桂造氏が救済会「憩いの園」の設立に尽力しており、援協傘下の「やすらぎホーム」設立時には福田赳夫元首相(当時は副総理)を通じ、県人会が仲介して県から建設資金援助を得るなど福祉事業に力を入れてきた歴史がある。この慰問もその一環で、県人会の事業計画の一つとして数年前から行われている。