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東西南北

ニッケイ新聞 2012年7月12日付け

 仏領ギアナに住む母親が09年に、ハイチに住む11歳少年を人身売買なども行うコヨーテに頼んで呼び寄せようとしたが、追加請求された料金が払えず、サンパウロ市地下鉄の駅で放置された少年がブラジルの保護観察プログラムに置かれていた件で、連邦裁判所が13歳となった少年にブラジル市民権を与えることとコヨーテの逮捕を命じた。母親との再会を待つ少年にハイチ政府が送ったパスポートは今週中に届く予定で、ブラジルの仏大使館もビザ発行は問題なしとしている。
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 サンパウロ市中央部ジョアン・メンデス広場にある裁判所で8日午前3時頃に放火があった。同裁判所はラ米でも最大規模の60の小法廷を抱えるが、今回の火事で6階部分の第5法廷が焼け、不動産契約書や通帳の記録、賠償請求など裁判に必要な資料を焼失。資料はデジタル化されてなかった。警察は裁判進行妨害でなく、窃盗と破壊行為の線で捜査を進めている。
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 ラ米諸国が出展した映画75本を紹介する「第7回ラテン・アメリカ映画祭」が、今日から19日までサンパウロ市で開催中だ。会場は西部バラ・フンダのラテン・アメリカ記念館、中央部アウグスタ通りのシネセスキ、南部ヴィラ・マリアーナのシネマテカ・ブラジレイラで、いずれも入場無料。同映画祭はコンテストを兼ね、優勝作品にはブラジル外務省から99万4千レアルの賞金が贈られる。