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東西南北

ニッケイ新聞 2012年7月19日付け

 17日午前6時50分頃、サンパウロ市地下鉄5号線のラルゴ・トレーゼ方面行き車両に乗っていた33歳男性が精神的に不安定な状態となり、車内の乗客に突然襲いかかった。他の乗客に取り押さえられた男はカンポ・リンポ駅で降ろされたが、駅のホームでも圧力機の入ったガラスケースを破壊するなど混乱を巻き起こした。今年の1月から5月にサンパウロ市地下鉄とCPTMで起きた暴力事件は139件で、昨年同時期より21件増えている。
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 サンパウロ州内陸部のリベイロン・プレットで16日、腎機能低下による高血圧で保健所に行った29歳女性が、保健プランのきく病院に行くための救急車を待つ間に死亡し、検察が調査中だ。保健所は緊急医療サービス(SAMU)担当医から保健プランがきく病院に救急車派遣を要請するよう指示され、急いで連絡をとったが、患者は病院の救急車が保健所に着く前に死亡したという。
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 軍政時代の真実が明らかになりつつある今、17〜29日にブラジリアで行われている「ブラジリア国際演劇祭」もラ米での軍政を主題にしたものが目立っている。アルゼンチンとチリからは軍政時代を知らない若い世代が軍政時代と向き合う作品が演じられ、軍政がなかったメキシコからも1970年頃の政府と学生ゲリラの対立を主題とした作品が登場。ひとつの大きな時代の空気か。