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北伯県人会協会=県連と初顔合わせに手応え=協力関係確認、交流事業も

ニッケイ新聞 2012年7月25日付け

 北伯県人会協会(山本陽三会長)の理事一行が、ブラジル日本都道府県人会連合会への表敬訪問と、今月開催された『日本祭』視察のため、12日に来聖した。同協会はベレンの県人会支部などで組織され、今年4月に発足した。
 表敬訪問では、山本会長、越知恭子副会長、岡島博理事、堤剛太相談役(汎アマゾニア日伯協会事務局長)の4人と、園田県連会長、本橋幹久、小山田祥雄両副会長が初顔合わせを行なった。
 県連側から日本祭りのプログラム説明のほか、南北それぞれの県人会を取りまとめる組織として、より深い交流を図る意思が確認された。
 北伯にない伝統芸能グループをサンパウロから派遣する交流事業を検討するほか、9月中旬にベレンで開催される地域最大の日系イベント『日本週間』に県連関係者を招待、懇親会を開くことが決定した。
 園田会長は「県連が積み重ねてきた知識や経験を少しでも還元できれば。上辺だけでなく本当の意味での交流がしたい」と前向きな姿勢を見せ、北伯関係者もそれに賛同した。また、移住105周年を迎える来年に正式に姉妹提携を結ぶ考えも示された。
 13日からあった日本祭りを視察した山本会長は「舞台でのパフォーマンスや郷土料理のブースなど、多くのことを学べた。『日本週間』をより良いイベントにするための参考にしたい」と満足げに話した。