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50代で新車に乗る男=サンパウロ市のタクシー運転手像

ニッケイ新聞 2012年7月27日付け

 サンパウロ市のタクシー運転手は50代男性が一番多く、英語を話せる人は15%弱と26日付エスタード紙が報じた。
 サンパウロ市のタクシー運転手は97・7%が男性で、高卒者が53・5%。外国語が話せる人は28・8%で、話せるのは、英語14・7%、スペイン語9・2%、日本語1・3%、フランス語1・1%など。集客率が圧倒的に高いのはパウリスタ大通りの35・2%で、イビラプエラ公園22・8%、25・デ・マルソ街8・6%などと続く。
 平均労働時間は11・9時間で、平日のみ営業が56・8%。月収は3〜4千レアルに29・1%、それ以下に25・6%、4〜5千レアルに24・1%と集中しており、使う車はマリヴァの23・4%が最多。2010年か11年製造の車が47・9%で、75・2%は自分の車を使って営業しているという。
 14年のサッカーW杯を前にガイドの不足などが案じられるサンパウロ市だが、現状では自国語を話すタクシー運転手に出会える観光客は少なそうだ。