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「遠い故郷、永遠に」テーマに=日本人の心の歌、19日

ニッケイ新聞 2012年8月14日付け

 コロニアの歌の祭典「日本人の心の歌チャリティーショー」(日本人の心の歌実行委員会、ニッケイ新聞共催)が19日午前10時から、文協大講堂(Rua Sao Joaquim, 381, Liberdade)で開催される。
 テーマは「遠い故郷 永遠に」。東日本大震災で被災した子供たちへの支援が目的。案内のため実行委員会の道みどり、蛯原忠男、井川ルシア、安西アメリア、山口瑞江さんが来社した。
 演奏を担当する「フレンズ楽団」代表で全曲を編曲した蛯原さんは「あの惨事は未だに忘れられない。ブラジルは遠く時間経つと忘れてしまいがちだが、これからも心の支援は続けるべき」と説明する。
 読者からの投票で選曲が行われ、一番人気だった曲「荒城の月」に続き、「ふるさと」「船頭小唄」「東京ラプソディー」「誰か故郷を思わざる」「りんごの歌」「上を向いて歩こう」「三百六十五歩のマーチ」「北国の春」など明治34年から現代までの流行曲56曲を、88歳までの実力派歌手の皆さんが熱唱する。テレビ出演経験もあり世間から注目を集めるメリッサ・クニヨシさん(9歳)も出演予定。
 また昼休憩中には特別プログラムとして、上田演劇舞踊団、池本輝千代会による日本舞踊、大衆劇団「響ファミリー」の親族で構成され、佐藤浩香さん率いる「優美&太鼓集団喜楽」などが登場し、演目を披露する。
 当日司会を務める井川さんは「4月頃から、歌手も楽団も猛特訓している。素晴らしいショーを見せるため頑張ります」と来場を呼びかけた。
 当日の収益は宮城県人会を通じ、被災地へ送られる予定。入場券はブラジル日本文化福祉協会、老人クラブ連合会、ファンシーグッズ、太陽堂、メルセリーアイチバン、ニッケイ新聞で販売している。25レアル。当日購入も可。問い合わせはニッケイ新聞(電話=11・3208・3977)まで。