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ニッケイ新聞 2012年8月31日付け

 伯政府主導のプログラム「国境なき科学」が、日伯間でも政府レベルで合意をみた。実務派ジルマ大統領ならではの事業という感じがする。大使館の説明によれば年間1300人のうち学部は100人、博士課程が900人、ポスドク(博士研究員)が300人という内訳で、実質的にはほとんどが大学院への留学だ。学術的な研究にとどまらず、産業形成に貢献できる人材育成を、ということなのだろうが、特待生のような学生に限らず、今後は一般の大学生や中高生などの若者にも、交流の門戸が広がれば。
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 先日友人が髪を金色に染めた。以来、わずか1カ月で2度強盗に遭い、バスの中では女性から肘やカバンでこっそりぶたれるという。「ブラジルでは金髪の白人は金持ちとか、国を侵略したというイメージがある。憧れられる反面、嫉妬が凄い」とため息。黒髪黄肌と言うだけで、結構災いを免れているのかも…。
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 今はどうか知らないが、アルゼンチンではファンタはラランジャだけでぶどう味がなく、ブラジルのお土産にと頼まれたことがある。最近、ファンタ・マラクジャがお気に入りだ。何故今までなかったのかと思う。かつてメロン味があったような気がしたが、いつの間にか消えていた。マラクジャ味は訪日のお土産にも珍しがられるかもしれない。