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メトロ5号線の運賃値下げ=ピーク時外の利用を奨励

ニッケイ新聞 2012年9月18日付け

 サンパウロ市メトロ5号線(カッポン・レドンド駅—ラルゴ・トレーゼ駅)の特定時間帯の運賃が11月以降、現在の3レアルから少なくとも50センターボ下げられる見込みだと、15日付アゴラ紙などが報じた。
 14日に発表されたこの値下げは、午前9〜10時の間に乗車する場合のみの適用。ラッシュ時間を外して値下げすることで、5号線サントアマーロ、4号線ピニェイロス両駅のピーク乗客数を減らすことが目的だという。
 両駅にはCPTM9号線に乗り入れるため、乗客数の多さが問題となっている。州交通局のジュランジール・フェルナンデス局長によれば、両駅では午前8時50分頃から利用者が少なくなり始めるため、値下げによりそれ以降に乗車する人が増えることを期待しているという。
 ただしこの値下げは、5号線が1号線のサンタクルス駅まで拡張されるまで(12月15日完成予定)の臨時措置で、拡張が終われば、運賃は通常に戻る。
 さらなる措置として、5号線の終点ラルゴ・トレーゼ駅から、一駅前のサントアマーロのバスターミナルに向かうバスの乗車賃を無料にすることも、交通局は検討しているという。

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