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若者の就職年齢上がる=高齢者は長く働く傾向

ニッケイ新聞 2012年9月25日付け

 高齢者はより長く働く一方、若者の就業開始年齢は遅くなり、技能向上のため、より長く勉強するという傾向が高まりつつあることが、IBGE(地理統計院)の調査でわかった。22日付フォーリャ紙が報じた。
 調べによれば、50歳以上の失業率は09年の3・1%から昨年は2・4%に下がり、全年齢層のうち最も低く、逆に30歳以下の就業者数は減っているという。
 エコノミストのタイス・マルゾーラ・ザーラ氏はその理由として高齢化の傾向や、家庭の収入が上がったことで子供をより長く勉強させる余裕ができたこと、年金支払いの遅れ、企業が熟練労働者を必要としていることなどを指摘している。
 なお、同じ調査で子供の就学の機会が増え、地域のよって差はあるものの識字率、コンピューターや携帯電話の普及率が向上したことも明らかになっている。

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