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大耳小耳

ニッケイ新聞 2012年10月5日付け

 南米を旅するメッセンジャー・倉下絵里子さん。心に残ったミッションは、15年前に南米横断中、ボリビアのラパスで盗難に遭ったお笑いコンビ・ドロンズを救ったクリスティーナさんに礼を伝えること。貧困者用の福祉施設にいながら、彼らに寝泊りする場所や再出発の資金を与えた。わずかな手がかりで探し当てたクリスティーナさんは、感動に涙したとか。
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 県連・日語センターが共催した弁論・スピーチコンテストは例年を大きく上回る43人が出場したが、県連の代表者会議での呼びかけもむなしく県人会関係の出場者は0。それぞれの会では、しっかりとした広報活動は行われていたのだろうか。当日の会長らの出席もなく、これでは共催の意味がないのでは…。
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 剣道道場「葉隠館」が設立された1982年当時、指導者の岸川吉朗さんは多国籍企業の取締役だった。多忙な中、家族全員の協力を得て指導にあたった。稽古日は、帰宅し食卓につくのが深夜12時、翌朝6時には起きて仕事に。「定年退職までハードな生活だった」と岸川さん。