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祝勝行列中に日系市長死亡=サンパウロ州ペドラ・ベラ市で悲劇

ニッケイ新聞 2012年10月17日付け

 サンパウロ州ペドラ・ベラ市で、市長に当選したばかりだったジョルジ・ヒロジ・オリタ氏(DEM)が11日夜9時半頃、当選を祝って車で市内を走っていた最中に、心筋梗塞を起こして死亡した。12日付ジョルナル・ド・ブラジル電子版、グローボTVなどが報じた。
 オリタ氏は車を運転中、市のセントロにある広場に到着する直前に気分が悪くなり、バスと衝突。救急車でブラガンサ・パウリスタ市内の大学病院に運ばれたが、まもなく死亡した。55歳だった。
 医者で、パラナ州マリンガー市生まれ。同市には10年以上住み、ポスト・デ・サウーデに長年勤めていた。2008年に初出馬し、わずか23票差で惜しくも落選したが2度目の挑戦では45・53%の得票率を得て当選した。
 葬儀には多くの政治家や市民が出席し、同氏の突然の死を悼んだ。副市長に当選したロゼリ・ジェズス・ド・アマラルさんは「(オリタ氏がやりたがっていたことを)続けていくだけ」と気丈に話していた。次期市長に誰が就任するかはまだ決まっていないという。