ニッケイ新聞 2012年10月19日付け
コチア青年連絡協議会(白旗信会長)主催の「傘寿・喜寿・古希合同祝賀会」が14日、サンパウロ市の宮城県人会館で開かれた。例年より大目の126人の出席者(うち該当者は約40人)を迎え、にぎやかな一日を過ごした。
今回の古希祝いは13回(該当者56人)、喜寿は7回(88人)、傘寿は4回目(41人)。今年からコチア青年本人だけでなく、その夫人も該当者となり、共に祝った。
壇上に座った傘寿、喜寿、古希の該当者が紹介され記念品が、夫人には花の鉢が贈呈された。還暦は08年に祝ったのが最後となり、2年後の14年にはいよいよ米寿(88歳祝い)が始まるという。
来賓として福蔦教輝在聖総領事、安部順二連邦下議、羽藤ジョージサンパウロ州議、林まどか文協副会長、菊地義治援協会長などが出席した。菊地会長は今年3月に「医療功労賞」の受賞式のため訪日した折、天皇皇后両陛下と特別謁見したことに触れた。そのさい「コチア青年と花嫁移民の方々はお元気ですか」と尋ねられ、「帰ってきたらよろしく伝えてほしい」と伝えられたことを紹介し、会場を喜ばせた。
白旗会長も「これからも身体に気をつけて、生き抜いていきましょう」と語りかけた。該当者を代表してコロニア・ピニャール在住の山下治さんは、「まだまだ我々は老け込んでいない。若者に負けないよう、趣味を持って生きましょう」と呼びかけた。
その後は野村愛國さんによる音頭で、和やかに昼食を囲んだ。