ニッケイ新聞 2012年10月30日付け
リオ市でファヴェーラ内に住居を求める外国人が増えていると28日付フォーリャ紙が報じた。
人口の22%に当たる140万人がファヴェーラに住むリオ市だが、その中での外国人増加は、麻薬密売者が支配していた地域への平和駐留警察隊(UPP)設置など、治安改善が主要因だ。
南部のカンタガロやサンタマルタ、ロッシーニャは代表例で、以前なら足も踏み入れない場所だが、今は、海が間近で子供達が凧揚げに興じ、彩に満ちた光景が好きというのは1年前からヴィジガルに住むスペイン人のエドガル・コスタ氏。
ファヴェーラに住み始めた外国人の職業は企業家やジャーナリストなど様々で、10年には日本語の記事も出ていた写真家の伊藤大輔氏もファヴェーラ住人の1人だ。