ニッケイ新聞 2012年11月6日付け
青葉祭りで家紋の無料調査・展示販売を行なう高橋幸衛さん。「デカセギに行った時、古本屋に通いつめて資料を集めた」と言う。分厚いファイルには、名字ごとに整理された家紋の由来がびっしり。家紋を調べる販売業者は少ないとかで、日本からも調査依頼が来ることもしばしば。「自分のルーツを知ると、根無し草に根が生える」。今では日本の若者も、家紋を知らない人が多いとか。意外に今〃根〃が必要なのは日本の方かも。
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辰年がいよいよ終わりに近づいたこともあり、今年も「辰年の集い」が10日正午からレジストロ文協で行なわれることになった。2000年から毎年行われ、今回13回目を迎えた。今年の辰年は最年少がゼロ歳で最高齢者は96歳だ。わざわざサンパウロ市やクリチーバから馳せ参じる人もあり、同伴者合わせて総勢70人ぐらいになるという。参加希望者はレジストロの金子さん(電話=13・9778・6462)まで。