ニッケイ新聞 2012年11月13日付け
兵庫県神戸市にある「海外移住と文化の交流センター」(元移民収容所)では、11月1日から来年1月31日まで『教科書で見るブラジル日系社会の子弟教育展』を開催している。
今年5〜7月に行われた企画展『ブラジルの大地を拓いた日系人たち』では日系移民たちの農業分野の活躍を取り上げたのに対し、今回は「教育」をテーマに、戦後に使用された教科書等が展示される。
「ジャポネス・ガランチード」の根幹にあるブラジルで行われた日本的教育を見直し、来場者にこれからの日本について考えてもらうことを目的としている。
また同県西宮市でも、パラナ州ロンドリーナ市との友好提携35周年を記念した「2012ロンドリーナ週間」を同市役所本庁舎で開催中だ。
同交流センターの中にある日伯協会(西村正理事長)の協力で、過去の特別展、企画展で展示されたパネルを使用するほか、今年はさらにロンドリーナ市をアピールする特別パネルを追加作成する意気込みをみせている。