ニッケイ新聞 2012年11月20日付け
パラナ日伯文化連合会(リーガ・アリアンサ)とパラナ日本語教育センターの主催で、移民百周年を記念し2008年から毎年行われている「第4回三州・パラグァイ交流日本語お話大会」が先月12、13両日、サンパウロ州ノロエステのリンス慈善文化体育協会で開かれた。
マット・グロッソ、聖、パラナ各州から41人の参加者のほか、パラグァイからはパラグァイ日本人会連合会役員2人、JICAシニア・ボランティア、生徒代表1人が出席した。
今年はノロエステ連合日伯文化協会、ノロエステ日本語普及会の実施。日伯両国歌斉唱に続き開会式が行われ、リンス文協の松浦秋夫会長、白石一資・ノロエステ連合日伯文化協会会長、中場マサ子・ノロエステ日本語普及会会長、リーガ・アリアンサの折笠力己知会長、パラナ日本語教育センター長代理・勝山三夫氏らの挨拶があった。
続いて国際交流基金サンパウロ日本文化センターの深野昭所長からの挨拶の代読、リンス教育局からのメッセージが代読された。
1日目の午前中は10、11歳の10人、12、13歳の12人が発表し、婦人会が用意した昼食を取ってから、午後は13〜16歳の19人が発表した。
入賞は各組3位まで、また全員に努力賞が贈られた。また特賞として、西森ルイス下議による最多賞(一番参加者が多かった学校)はマリンガー日本語学校に、最も遠方からの参加賞はドウラードス校、最優秀賞は佐藤すぐる君に贈られた。
2日目は、午前7時からラジオ体操、ゲーム、学校紹介、盆踊り、フォーク・ダンスなどで楽しみ、感想文が発表された。最後に「今日の日よ、さようなら」を輪になって歌い、プログラムを終了した。
お話大会終了後は教師、保護者、役員の懇談会が、2日目は教師、役員、審査員の懇談会が開かれた。来年はパラグァイでの開催が決定しており、パラグァイ日本人会連合会役員から来年の開催について各種の提案があり、協議を行った。
なお、これまでの第3回は全てパラナ州内で開かれ、今回は初のサンパウロ州での開催だった。再来年は麻州で開催される予定。
多くの生徒たちから出た「また来年もぜひ参加したい!」と感想の言葉に、日夜準備に勤しんだ関係者は胸を熱くした。